アイヌモシリ連絡会からのお知らせ

【ご覧の皆さんへのお願い】

 ● 報告集への寄稿をお願いします 10月20日締め切り - 2008年9月20日

 ● お礼と緊急カンパのお願い その2pdfファイル) 8月15日締め - 2008年7月19日

【洞爺湖のデモ行進・伊達キャンプについて】 - 2008年7月6日~9日
 ● 伊達市にお住まいの皆さんへ (PDF)、 スケジュール伊達キャンプへのアクセス・地図
 ● キャンプサイトでの交流会・コンサ-トの企画(予定)キャンプQ&A伊達キャンプ(交流広場)での注意事項

【アイヌモシリ連絡会の主張】
 ● 外務省への申し入れ文書 G8首脳にたいする集会決議 (2008年 7月7日)
 ● 北海道知事への申し入れ文書「知事はG8洞爺湖サミットに協力せず、推進しないこと」 (2008年 4月4日)
 ● 反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会準備会呼びかけ 「別の世界が可能だ!」 (2008年 1月 22日) - 英語声明文 A Different World is Possible!--A Statement of the Anti-G8 Summit Hokkaido (Ainu Mosir) Liaison

2008年4月20日日曜日

反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会準備会呼びかけ

別の世界が可能だ!

2008年G8洞爺湖サミットに反対し、新自由主義的なグローバリゼーションを許さない。


(新自由主義とは、資本に対する様々な規制を取り払って『やりたい放題』にすることです。そしてグローバリゼーションにより国境を越えて世界が一つのマーケットになり、強い国家の強い企業がますます強くなっています。他方、世界の多くの人々は飢餓・貧困・生活破壊をしいられています。)

2008年7月7日から9日まで北海道の洞爺湖でG8サミットが行われる。主要8カ国といわれる参加国はアメリカ、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、日本、カナダ、ロシアで、その人口は全部あわせても世界の人口の14パーセントにすぎない。それにもかかわらず世界全体の重要なことをこの8カ国で決めるという。

私たちは生活や雇用の不安定、労働環境の悪化をこれ以上許せない。
格差社会はもうごめんだ。しかもこれが世界中あらゆる国ですすんでいる。

貿易自由化の名の下に次々と輸入農産物が増えている。農民がこのままでは営農をつづけられない。そして私たちの食の安全がおびやかされている。私たちみんなが困っている。これも世界中で起こっている。

大国のエゴで環境問題が取り扱われている。CO2(二酸化炭素)削減を口実に、あの危険で非効率な原子力発電などを推進するという。世界中でだ。

G8諸国は世界を投機資本の賭博場にしてしまった。異常に石油が値上がりし、穀物が値上がりしている。そしていつでも損をするのは民衆だ。世界の民衆が資本の博打にふりまわされている。

世界中で貧困が広がっている。貧困に対して立ち上がった中南米の諸国をG8諸国が敵視している。

戦争と警察国家がふたたび世界をおおってきた。新たな兵器が次々に開発され、G8諸国が世界中に売りさばいている。テロ対策の名の下に平和と人権・民主主義が危険にさらされている。

私たちはこうしたことはG8諸国のおしすすめるグローバリゼーションが原因だと考える。新自由主義的なグローバリゼーションに対して、私たちは世界の民衆と連帯して、断固として反対する。

障害者・女性など社会的に差別・抑圧されてきた人々と連帯して闘う。

G8諸国は先住民族を虐殺し、歴史的に長い間抑圧してきた。さらに議長国日本はアイヌ民族の先住民族としての権利を認めていない。私たちはこうしたことを許さず北海道の民衆と共に、まがりなりにも日本国憲法に保障されているあらゆる言論、行動、表現をもって闘う。

私たちはすべての心あるみなさんに、共に考え、様々な形で声をあげ闘うことを訴える。


2008年 1月 22日


反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会 準備会

呼びかけ団体:改憲阻止!労働者・市民行動、反G8サミット札幌学生実行委員会(準)、ピリカ全国実・札幌圏(準)、米空母に反対する市民の会、北海道自由エスペラント協会、リブートキャンプ札幌、NO! G8 Action

反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会は、G8サミットに反対し、札幌―洞爺湖現地における集会、デモ、あらゆる表現活動の実現に向け、次のようなとりくみを行う。

 (1)問題意識の共有(2)情報共有(3)行動調整(4)情報発信
 (5)人権・弾圧対策(6)海外対応(7)財政活動(8)その他

会費は個人500円、団体2000円(/月)とする。

(運動内部の意見の違いを暴力等で解決しない)
(参加については全体の討議の上、決定する)

札幌市北区北22条西2丁目1の2 静麗荘28号
反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会
---------------------------------------------------------------------

以上、2008年 1月 22日の反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会準備会呼びかけを転載しました。By WEB Staff

2008年4月14日月曜日

A Different World is Possible!--A Statement of the Anti-G8 Summit Hokkaido (Ainu Mosir) Liaison

A Different World is Possible!--A Statement of the Anti-G8 Summit Hokkaido (Ainu Mosir) Liaison

We are against the G8 Summit at Lake Toya and do not condoneneo-liberal globalization. (By neo-liberalism, we are identifying themovement to abolish various restrictions to capital toward alaissez-faire modus operandi. While the world becomes a cross-bordermarket via this kind of globalization and powerful companies inpowerful states amass more and more power, many people in the worldare forced to live in starvation and poverty, and are subject to grossdestruction of their livelihood.)

From July 7th to July 9th, 2008, the G8 Summit will be held at LakeToya, Hokkaido. Participants of the so-called Group of Eight consistof the United States, Britain, Italy, Germany, France, Japan, Canada,and Russia, whose total populationis come to merely 14% of the world'stotal population. Nonetheless, those eight countries claim that theyshould make the whole world's most important decisions.

We can no longer allow insecurity of our livelihood and employment,nor the deterioration of our working conditions.

We have had enough disparities in our society, yet they are on theincrease all around the world.

Imported agricultural products have been increasing under the name offree trade. Farmers cannot continue to farm if nothing is done. Thesafety of our food is being threatened. We are all facing greatdifficulty. This is happening all around the globe.

Environmental issues are dealt with at the egotistical whims ofsuperpowers which have promoted the use of dangerous and ineffectivenuclear power under the color of CO2 reduction. This too goes onacross the world.

G8 countries have made the world a casino of speculative capital. Theprice of oil rises suddenly; the price of grains go up. Then, asusual, the people are the ones who suffer. It is the lives of peopleall over the world that are placed on the betting tables of capital'scasinos.

Poverty is expanding around the world. G8 countries hold in hostileregard countries in Central and South America that have taken a standagainst poverty.

War and police states are strewn about the globe. New weapons aredeveloped one after another, and G8 countries sell them worldwide. Inthe name of anti-terrorist policies, peace, human rights, anddemocracy are in great jeapardy.

We think the globalization promoted by the G8 countries causes theseissues. In solidarity with ordinary people around the world, we areresolutely against their neo-liberal globalization.

We fight in solidarity with the socially oppressed and discriminated,such as people with disabilities and women.

G8 countries have a long history slaughtering and oppressingindigenous peoples. Moreover, Japan, the summit chair, does notrecognize the aboriginal rights of the Ainu people. We do not condonethese injustices and fight in solidarity with the people of Hokkaidousing all forms of speach, behavior, and expression nominallywarranted by the Constitution of Japan.

We appeal to all thinking people: let's put our minds together, raiseour voices in all our diverse ways and fight!

January 22, 2008

---------------------------------------------------------------------------------------------

From NO G8 Action 水, 02/06/2008 - 07:05

2008年4月4日金曜日

申し入れ文書

2008年4月4日、反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会は、「知事はG8洞爺湖サミットに協力せず、推進しないこと」 を旨とする以下の申し入れ文書を、北海道洞爺湖サミット道民会議会長および、 北海道知事へ提出することを予定しています。


 _______________________________________________


 北海道知事 高橋はるみ様
 北海道洞爺湖サミット道民会議会長 高橋はるみ様

 2008年4月4日

反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会
札幌市北区北22条西2丁目1-2
静麗荘28号 011-747-6321


申し入れ  「知事はG8洞爺湖サミットに協力せず、推進しないこと」



 前略

 私たち反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会は、さる3月15日、戦争に反対する活動、国際連帯の活動、アイヌ民族との交流・連帯の取り組み、民主主義的権利の回復の活動、「障害者」・マイノリティの権利と生活を確立する運動、芸術・文化活動など札幌を中心に活動してきた市民団体、労働者団体、個人でもって結成されました。

 私たち連絡会の目的は、名称にも表現していますように、きたる7月7日から洞爺湖で開催されようとしていますG8洞爺湖サミットの反対にあります。

 私たちの連絡会の性格をあらかじめ明確に表明したうえで、以下に簡潔に指摘する諸点からも「北海道知事ならびに北海道洞爺湖サミット道民会議は、戦争を発動・遂行し、餓死と貧困そして格差を世界中に拡大している超大国(G8)の頭目たちが集う場であるのが洞爺湖サミットであることを強く認識され、しかも人権を蹂躙して推進していることを反省し、サミット開催に協力し推進することはやめるべきです。もうこれ以上関係市町村、道民、アイヌ民族、在日外国人などに負担と圧力をかけるべきでない。」と強く申し入れます。

 その理由の第一は、イラク、アフガニスタン、パレスチナなど戦争が続いていますが、すべてがアメリカ主導の侵略戦争であり、日本も加担しています。北海道に基地をもっている自衛隊もこの戦争に参戦してきました。北海道知事はこの戦争を支持しているのですか。いかなる根拠、理由でこうした戦争の頭目たちを「歓迎」できるのでしようか。

 第二は、地球環境問題(CO2削減計画など)が重視されるのが今回のサミットの主要テーマ、それには北海道の洞爺湖が最もふさわしい所などと宣伝されていますが、欺瞞だと思います。最も危険極まりない原子力発電の推進と輸出、バイオエタノール燃料の開発などが強力に進められていますが、現実におこっていることは営農(農民)の危機であり、穀物(主食)の値上げです。そのことによって飢餓人口が広がり、土地なし農民も急速に拡大しています。これらのことは北海道の農業を守り発展させるという北海道知事の政策と根本的に対立しています。知事は北海道のジャガイモ、甜菜、米などをバイオエタノール燃料の原材料にすることに賛成するつもりなのですか。

 第三は、アイヌ民族をサミット政治に利用することをやめていただきたい。大統領夫人らを「ポロト・コタン」(白老)などに案内して、「アイヌ文化の理解を広める」としています。これこそ政治利用ではないでしようか。北海道知事としてまずもってしなくてはならない事は、アイヌ民族を先住民族として認め、大地に対する権利(土地権)、河川を自由に利用する権利、、鮭や鹿をとる権利、アイヌ語・アイヌ文化を学校で学ぶ権利などの先住権を政府に先駆けて認め、さらに自決権を承認することだと思います。世界の先住諸民族を侵略し、植民地として支配し、今日なお自決権を蹂躙している日本政府も含めて超大国首脳らを「歓迎する」などと言うことはできない、と思います。

 第四は、新自由主義のグローバリゼーションによって、飢え、貧困、格差を世界中に拡大してきた超大国の頭目たちを「歓迎」するなど口が裂けても言わないでいただきたい。北海道知事は夕張の例をもちだすまでもなく、まず北海道内の市町村間および労働者、住民の経済的格差の拡大こそ根本的に是正しなくてはなりません。新自由主義のグローバリゼーションが北海道内の貧困と格差の拡大と無関係ではない、格差の拡大をもたらしていると考えるべきと思います。

 第五に、サミットの推進は警備を過剰に肥大化し、人権を蹂躙しています。サミットにたいする「テロ」攻撃が想定されると称して、自衛隊と北海道警察、消防署と北海道警察の合同訓練などが関係市町村をまきこんで進められています。警察による職務質問も執拗に行われています。また外国からの入国にも厳しい条件がつけられ、まるで「犯人」扱いがまかり通っています。洞爺湖周辺市町村も知事らの意向を受けてか、公共施設、キャンプ場を市民に利用させないとしています。まるで戦前・戦中の警察国家に逆行している感じです。知事にはこの現実を知らないとは言わせません。

 サミットに反対することは労働者、農民、市民の政治的権利であり、基本的人権―思想・表現の自由に属することではないのでしょうか。北海道知事の民主主義と人権の感覚は一体どうなっているのでしようか。

 以上から、北海道知事と北海道洞爺湖サミット道民会議は、政府が主催し開催する洞爺湖サミットに関して一切の協力を直ちに中止し、推進しないことを申し入れます。

  以上述べてきた諸点について知事および北海道洞爺湖サミット道民会議の見解を5月1日までに文書で回答していただきたい。     


  以 上 
 
_______________________________________________



by WEBスタッフ。

4月4日ブログを作成しました。

2008年4月4日、反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会のブログを作成しました。

by WEBスタッフ。