アイヌモシリ連絡会は、本日7月7日、下久保内集会場(壮瞥町下久保内24-12)において、「G8洞爺湖サミット反対」現地集会を行いました。集会後、非暴力直接行動の理念に基づき、洞爺湖畔を目指すデモ行進を貫徹しました。 (オロフレキャンプからの参加者を含め、約150人)デモ行進を見ていた地元の農家の方々は、手を振って私たちにエールを送ってくれました。
デモ行進の到着地点の洞爺湖畔において、アイヌモシリ連絡会は外務省国際協力局国別開発協力第二課・主席事務官に以下の申し入れを手渡しました。
(以下は「申し入れ文書・G8首脳にたいする集会決議より転載)
G8首脳にたいする集会決議
- 私たちは本日(7月7日)、G8洞爺湖サミットに反対し現地決起集会を開催した。この集会には奪われた大地の返還と自決権を要求するアイヌ民族、日本(ヤマト)からの自立を解放を求めている沖縄の仲間、帝国主義支配と闘ってきた韓国をはじめ外国の多数の仲間たち、政府・権力の抑圧に抵抗してきた日本の労働者、農民、学生、「障害者」、市民が終結し、ここに福田日本政府をはじめG8首脳たちに対する怒りと弾劾の決議を採択した。
第一は、超大国G8首脳が会合する洞爺湖サミットは、イラク、アフガニスタン、パレスチナなど侵略戦争の継続と抑圧、収奪の世界体制をつくるためのものであり、私たちは断じて認めることはできない。
ブッシュ・アメリカ合衆国大統領主導の終わりなき「対テロ戦争」は、人民の反撃と総抵抗を呼びおこし、すでに破綻しているではないか?G8首脳たちよ、戦争を停止し、軍隊をすべての地から撤退させるべきだ。
第二は、超大国G8が推し進めてきた、新自由主義グローバリゼーションは、
侵略戦争と結びついており、金融資本、多国籍企業の支配体制そのものである。先住民族、全世界人民を搾取、収奪し、餓死と飢え、貧困と格差を世界中に拡大している。毎日2万人を超える子供や女性たちが餓死しているではないか!私たちは「食糧危機を解決」するという名で、国際的なスーダン派兵戦争体制を含めたアフリカ諸国などに新たな「開発援助」を行おうとするG8洞爺湖サミットに反対する。必要なことは新植民地主義政策をただちに停止し、多国籍企業や世界銀行などの支配体制を今こそ解体することなのだ。
第三は、アイヌ民族をはじめ世界の先住諸民族にたいする侵略と民族虐殺の歴史、今なお続けている大地と資源大地と資源の略奪などを公式に謝罪し、諸民族の先住権、民族自決権を承認することだ。
第四は、地球環境資源の責任はアメリカ、日本をはじめ超大国G8の生産体制そのものにある。その責任について隠蔽し、原子力発電の推進と輸出、バイオ燃料などの開発をしようにすることを厳しく弾劾する。バイオ燃料などの開発はあらたな食料や飼料の高騰をもたらし、伝統農業を破壊し、大地を疲弊させている。
第五は、サミット警備を弾劾する。この間、「テロから守る」と称してサミット警備に名を借りて治安弾圧体制、人権を侵害する体制を数段強化してきている。自衛隊、海上保安庁、警察、消防署、各行政機関の間で合同訓練を頻繁に実施してきた。これはまさに、戦争体制化の治安弾圧体制づくりそのものではないのか。また警察の検問や巡回などは住民、市民をまるで「犯罪者」扱いにしているではないか、かかる人権侵害を弾劾する。
以上述べてきたことは私たちの主張のほんの一部にすぎない。
わたしたちはG8首脳に申し入れる。ただちにサミット会合をやめよ、と。
2008年7月7日
反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会
「G8洞爺湖サミット反対」洞爺湖現地集会
連絡先 札幌市北区北22条西2丁目1-2
静麗荘28号室 電話 011(747)6321
反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会
「G8洞爺湖サミット反対」洞爺湖現地集会
連絡先 札幌市北区北22条西2丁目1-2
静麗荘28号室 電話 011(747)6321
0 件のコメント:
コメントを投稿