前からやろうと思っているのですが、数が多くて処理しきれていません。多くの海外メディアが今回の洞爺湖サミットでの7.5札幌の反G8デモ行進の弾圧(過剰警備・不当逮捕)を大きく取り上げています。
(写真:下久保内集会場からデモ行進に出発しようとしてるアクティヴィスト。)
たとえば、アルゼンチンでは次のような記事があります。(言葉はわからないのですが写真でわかります。)
● Cuatro detenidos en protestas de Sapporo contra la cumbre del G8
このように海外の多くのメディアが日本の警察が理由もなく不当逮捕・長期間の拘留を行うという人権侵害を告発しているにもかかわらず、日本のメディアではその事実についてほとんど取り上げていません。これは重大な問題です。
地方自治体と警察が共謀して遂行した人権侵害。その根底にあるこの国の人権意識の低さ、外国人への差別意識と政策の実態について、海外のメディアが大量に報道したこと。それは、札幌市だけでなく、日本の観光事業に対して大打撃を与えたことを意味します。誤った行為を繰り返さず、これ以上問題を拡大しないために、事実関係と責任の所在を追求するべきでしょう。また、こういった洞爺湖サミットのマイナスの側面にもっと目を向け、検証すること。それこそが今回のサミットはどういうものだったのか?という正しい認識と評価につながっていきます。なぜ一握りの人たちだけが歓迎され、多くの人たちは排除されるのか?これについては札幌市、日本の警察、外務省などにコメントをもらうべき事柄なのかもしれません。
● 札幌市役所 市長宛のメール
● 国家公安委員会への メール
● 外務省へのメール
このような過剰で不当な警察の警備と、それを鵜呑みにした警察の広告のようなメディアでの過度な演出・イメージ操作があるために、それを見た視聴者は「自分の意見を自由に表現するすると逮捕される」、「デモ行進を行うことは暴力的な活動かもしれない」といった誤った恐怖感もたされることになります。そういったプロセスによって、日本の市民運動、デモなどの直接行動は、合法で非暴力的な活動であるにもかかわらず、市民から敬遠されしまい、自由な表現活動や民主主義の実現が妨げられていると言えるのではないでしょうか?
なぜ、このような過剰な警備やデモ隊への弾圧・嫌がらせが行われる必要があるのでしょう。根本的な問題は放置されたままです。
- ● 代用監獄 - フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
- ● 指摘される問題点
代用刑事施設に収容されることにより、自白獲得のための長時間の取調べが連日にわたって行われ、人権の侵害、虚偽の自白の誘発、ひいては冤罪の原因となっているとの批判が古くから行われてきた。自白の強要を行うことは日本国憲法38条1項2項や人権条約に違反する行為である。 ・・・
また、国連の人権小委員会では日本に関する人権問題として代用刑事施設問題が取り上げられることが多い。多くの場合、人権小委員会はこの問題に対して懸念を表明している。
● 対策
・・・ 日弁連からは内部的な職掌分担にとどまっているために人権保障の点からは不十分との批判がなされている。
刑事裁判実務においても代用刑事施設を利用した長時間の取調べは問題視されており、たとえば身柄の出し入れの時間を記録させその提出を求めるなど、捜査の実態を可視化させた上で個別の証拠の証明力評価の際の資料とするといった取り組みが裁判所において始まっている。
今後、時間ができ次第、続報を書きます。それまでは、こちらをご覧ください。
● Googleニュース、アルゼンチン「sapporo protestas」
● 上記ニュースのGoogle機械翻訳(スペイン語→日本語)文章をWEBで機械翻訳に変換。
だいたいの意味がわかります。オススメ!
(追記: 上記文章を校正、加筆、わかりやすくしました。佐伯悠 7月29日)
0 件のコメント:
コメントを投稿