たった今、入ったニュースによると「福田首相が辞任を表明しました。」(Googleニュース「福田首相」を参照。)
起死回生を狙った洞爺湖サミットでも、人々が求めている貧困や環境破壊への早急な対策、先住民族の権利向上などへの改善策は出すことができず、その結果、支持率を全く上げられなかったことが、首相の辞任の直接の原因だと考えられます。
それでボクは、世界各国から結集し、「G8サミット粉砕!」「Change The World!」などのスローガンをうったえた2008年反G8洞爺湖デモを思い出しました。その模様を記録した動画と写真があります。
●動画: 7月9日/洞爺湖畔までのデモ ver.2
写真は上から、
● 7月6日、伊達キャンプのインフォメーション・ボードに書かれた「CHANGE THE WORLD! (世界を変える)」
●7月9日、洞爺湖デモの休憩地点である「道の駅」にて。壁にたてかかられたパペット群。
●7月9日、対岸に見えるサミット会場ウインザー・ホテルに対峙する洞爺湖畔にて、ゴールに地点に到着したデモ隊に破壊されるパペット。(上記動画のスナップショット)
サミット期間、ボクたちは連日デモ行進を行い、その模様を世界中の数多くのメディアが世界各地に繰り返し配信しました。
サミットに反対する多くの人が存在すること。
多くの立ち上がり、「貧困などの責任を取れ」とG8首脳に迫るアクションを起こしたこと。
G8は迅速で具体的な解決策は示さず、それに人々は失望したこと。
メディアは、嘘を暴き、事実を明白にし、多くの人たちに事実を伝えました。
世界中から注目が集まるサミットでの抗議行動は非常に有効で費用対効果が高い。実際アクションを行い、それを証明してみたいとボクは考えていました。今回そういう実験が可能なチャンスが回ってきて、自分自身が試みに貢献することができました。ボクはそういう喜びに満たされています。
今回の様々なアクションが福田首相辞任のような世界の変化を引き起こしつつあります。ボク達は、G8体制に引導を渡したのかもしれません。それでも完全に葬り去るためには、まだまだ継続的なアクションが必要なのでしょうが。
非暴力直接行動のデモンストレーションの強い力を再認識するとともに、人々が連帯し、政府に頼らず、あるいは政府や企業に抗議し、問題解決していく事例をひとつづつ積み重ねることが変革につながるはずです。


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