前の投稿を書いてる途中、キャンプ準備のことを思い出したので投稿を分けて少し書いておきます。
【札幌近郊の宿泊地について】
国際交流インフォセンター/国際交流キャンプ札幌実行委員会が札幌でのキャンプ交渉を続けていたので、「7月初旬に札幌入りする人たちは、このキャンプに行くだろうな」と思っており、札幌での宿泊先の確保について前向きな話が出ていたのでとボクは安心していましたが、直前の6月後半になると雲行きが怪しくなり、札幌市との協議でキャンプ開催地がなかなか決定せず、難航しているようでした。
そのため、札幌近郊でのキャンプが実現できない可能性があり、アイヌモシリ連絡会としても、キャンプ参加者の便宜を図り、早めに札幌に入って準備するキャンプ利用者が困らないように情報提供する必要があり、そのため札幌での宿泊地を探していました。
ですが、サミット期間中は格安ホテルなどは満杯だったので、ボクは6月の中旬ぐらいに宿泊できるスーパー銭湯・健康ランドや、漫画喫茶などの情報をまとめていました。まとめてはいたものの、途中で優先する作業が入ってきたので、途中まで作業はしていたものの公開には至らず、そのままデータを放置したまま今に至ってます。
とはいえ、もうすこし札幌や伊達、壮瞥、豊浦への交通手段や宿泊地の情報に手を入れて、今後の参考に記録として、他の情報とあわせてこのブログで公開できればよいとも思っています。他のサイトへの伊達キャンプの告知が少なかったし、伊達キャンプからのWebサイトやチラシ、メールなど情報提供も、そういう計画はあって進行していたものの公開にいたらず、中途半端になってしまったとボクは感じています。
- (特に、バス時刻などの洞爺湖近辺での交通手段がわからなかったのが、公開できなかった大きな要因。現地に入って実際乗車して確認する予定だったが、遂に、下久保内と白鳥館という集会場件デモ行進出発地、また、壮瞥・豊浦キャンプに行き、そこまでバス乗車・下車して、実際に調査をする時間を作れなかった。)
ボクはこのブログで、キャンプ開催が終わってからも、写真、動画や新聞記事、声明、地図や、デモコース、意見などのさまざまなインフォメーションを提供していますが、それは、キャンプ開催前後、開催中は忙しくて手が回らなかったので、その時点できなかったことを多少遅くなっても貫徹しようと、ある意味罪滅ぼし的な行為だと思ってやっています。情報提供不足はどれも、人員不足、能力不足、金銭不足ゆえ起こったことですので、ご容赦ください。
早めに札幌入りするキャンプ参加者については、伊達キャンプに準備スタッフとして入ってもらうことも想定していました(実際にスタッフに数名が入った)が、7月7日までは札幌でのイベントや行動が多いので、やはり札幌での宿泊先は必要でした。
ボクとしてもその宿泊地情報をWebに載せようと思っていて、そういう要請をアイヌモシリ連絡会の事務局から受けていたですが、なかなかできませんでした。これについては、ボクとしてはずーっと気にしていることなので、ということで、以下に若干言い訳というか個人的な行動を説明をさせてください。(もうすでに説明に入っているのですが。。。)
【佐伯悠の行動記録】
6月29日は、札幌をなんと朝の6時に車で出発でした。(伊達に準備に行くときは渋滞を避けていつも早朝に出かけた。)ボクが早い期間から現地スタッフとしてキャンプ事務所に滞在することは自分自身でもある程度想定していたんですが、そんなに早い期間(29日)から入ることは想定していませんでした。電話やネット環境の整備もあるので、Webスタッフはそうするのが必然的だったですが、直前まで気がつかなかった。
- (人が足りないことは日常茶飯事。緊急性が高くて優先順位が高い作業が出てくると、その仕事が振られる。作業するのはボクしかいなかったので、途中で放置される作業が出てくる。こういうこともまで想定して計画を立てるべきです。また、計画や目標、ヴィジョンは最初からできるだけ具体的にしておき、シンプルにするべき。)
(また7月5日の札幌のデモ行進についても楽しみにしていたし、参加できると思っていたんですが、伊達やデモの準備は佳境に入っていて、これも実現しなかった。がーーん。我ながらストイック!)
伊達キャンプの現地スタッフとしてのボクが滞在を開始したのは29日。前日の28日は音楽やパソコンなどの大量の機材・荷物の整理にボクは追われていました。
その28日以前は、キャンプやデモ関連の情報の整理・発信やミーティングに追われていました。29日に伊達キャンプ入りした後は、牧草地のしばらく使われていない一軒家の掃除やキャンプ用の下水などのインフラ整備に追われていました。それで、7月1日にやっとネット回線がつながったのが、(7月1日投稿:伊達キャンプより)なわけです。というわけで、ボクは、キャンプ準備作業、度重なるミーティング、回線の接続状態、キャンプ準備期間から終了まで情報が遮断されていた。それでキャンプ前後、キャンプ中の情報収集や整理作業は、やろうと思っていたことの10分の1ぐらいしかできませんました。
- (ボクは、キャンプ参加者とももっと交流したかったけれど、メディアの作業は個人技というか引きこもり作業なので、ボクがどこにいるか知らない人も多かったです。)
それで伊達キャンプの最終日7月10日は、バスの返却や飛行機で帰宅する人たちの都合でボクたちはなんと早朝3時に伊達を出発して札幌に向かったのでした。そのため前日の7月9日はデモが終わってから、ミーティングや軽い夕飯を食べた後、夕方から深夜にかけて、ボクは打ち上げしてるキャンプ参加者を横目に、ひたすら膨大な機材や荷物の撤収作業を行っていました。キビシー!(この日の詳細は、7月10日の投稿を参照。)
【情報発信の課題】
そもそも膨大な情報の提供や整理を一人でやろうとするのが間違っていたわけですが、人手不足であったし、他団体では誰が何をやっているかもわからなかったし、どうやってネットなどのITを使って、または、使わないで協同作業をしたらよいか?というのは、今後も考えたい課題でもあります。ブログの更新、写真や動画の掲載などすぐにはできないので、半年ぐらい前から準備や打ち合わせしたほうがよかったのでしょう。(または、個人的に遊びでもいいから普段からやっとけ!ということ。)
- 実際準備は行われてはいたとは思うものの、もう少し興味を持ってくれた人が、参加・貢献しやすいように作業内容や方法などオープンにできたらよかった。)例えば、ネット上で何ができるか、どうやってやるか、何をしたらだめか?などのノウハウなどの提供。)
それから、「アイヌモシリ連絡会の伊達キャンプのサイトを見ればいろいろ情報提供なされているものの、その伊達サイトがどこにあるかわからない」というキャンプ参加者の意見を聞きました。これは宣伝不足によるものなのかどうか?継続して考えたい課題ですねえ。札幌で、さっとキャンプ情報を印刷して提供できる施設があればよかったです。それにあわせて、ブログではない最新情報のみを扱ったWikiを使って整理して、一枚ものの紙に出力できるようなキャンプ・インフォメーション・サイトが作れればよかったなあと考えています。
リアルタイムで複数のところで更新される情報をいかにして使えるか?これは課題ですね。何人か、キャンプ参加者以外に継続的に情報をウオッチしてそれをWikiに反映させる人が複数いて更新する仕組みがあればよかったでしょう。
- (ボクもできるだけそうしようと試みていたのだけれど、ここに書いた諸事情によって、ブログの更新が途絶えてしまいました。新聞やメディアを通じた情報提供は広報担当スタッフの宮澤さんが充分にやってくれ大成功となりましたが、ボクとしてはそれだけではなく、もっとインターネットを効果的に使いたかったのです。しかしながら、ネットは充分に活かしきれませんでした。これも反省材料のひとつと考えています。仮に伊達キャンプにスタッフとして早めに入らず、札幌にボクがいたら札幌入りした人たちと打ち合わせができた可能性も否めませんが、準備スタッフとして現地入りする必要があったため、現実問題として難しかったかな。)
このブログでの更新回数、内容ともにが多かったのは、よかったと思っていますが、それだけでは逆に情報が多すぎたため、情報が乱雑になり読みにくかったというデメリットもあります。(公式な情報提供やプレス・リリースだけではない、個人的なレポートや情報提供を行うことこそがブログの長所であるのでそれはそれでいいと思います。)
また、このブログはボクがひとりで書きすぎていて、一面的な意見や解釈が多くなりすぎてしまい、もっとキャンプ参加者の多様な意見があったという側面をだせていないこともデメリットのひとつでしょうか。
- (ボクの他にもブログのスタッフはいましたが、あまり更新できませんでした。いわゆるデジタル・デバイドかも!? それでも、積極的にさまざまな情報を紹介することで、多様な意見を紹介することを心がけていました。でもボクはそれでも不十分さを感じています。情報発信の仕方や組織作りの方法に問題があったのかもしれないです。これは再検討の余地あり。)
キャンプでも情報発信でも、送り手側の主観の側からだけ考えた一方的な発信や準備だけではだめ。常に情報の受け手、読み手、キャンプ参加者などの利用者の気持ちや立場を考えて、利用しやすいように、ニーズに答えるように利便性を考えて計画と実行すること。またはそれに近づけること。
これ以外でも、実現しなかったことのひとつとして記しておきたいことがいくつかあります。試行錯誤も含めて意見を公開していきたいです。例えば、これからWikiなどを使って、これまでブログで書いてきた情報をさらに見やすく整理する、とこともできるのですが、それをやる前にもっと提供するべき情報があるのでやるとしてもたぶんもっと先になるでしょう。少しボクはブログ活動は控えて休みます。残念。
また、多団体が多くの場所で活動を行ったため、全体像が見えにくいなあと思っています。これについては情報学的な見地からも、Wikiなどを使ったコラボレーションなどが実現できたらよかったと考えています。
それから、準備や構想はあったものの、実際の試みとして実現はしなかった試みについても、少し書いていければなあ、と思っていますが、すぐにはできそうにありません。気長にお待ちください(笑)
それから、ボクは、人文科学、社会科学や情報科学などを踏まえ、実証科学であることを考えていました。「アクティヴィズムにもっと科学的な観点を導入する」ことを目論んでブログを更新していました。
いろいろ調べて仮設をたて、実際にテストしてみる。そして、評価基準に照らし合わせて現象を検証する。ちゃんと聞き取り調査する、フィールドワークを行って意見やサンプル数を増やす。そういうプロセスが今の人文科学系には非常に欠落していると思います。未だに海外からの翻訳・輸入ばかりしていてそこで止まっている。どんどんリアルな社会から遠のく。それじゃいつまでたっても日本の人文・社会科学も西洋の劣化コピーに過ぎないでしょう。それで、帝国主義的な支配構造を再生産し、延命させ、自分たちの問題を自分たちの問題として主体的に語ることを放棄することに加担しているのではないでしょうか?
メディアも共同通信などの記事を鵜呑みにして、それを参考にして記事やオピニオンを書く。それが学問やメディアにおける新自由主義といえます。
- 記号の操作。パクる。調査したり、体を動かすという手間や経費を惜しむ。よく言われる脊髄反射だけで記事を書いてる。きちんとデータの裏づけをとらない。
ニュースやWikipediaなどのソースを探し、それ参照して、それに対するコメント書く程度の作業はブロガーであれば、今やアマチュアレベルでも日常的にやってることです。単一のリソースを鵜呑みにして、それだけで記事を書くからどれも偏った政府・警察発表の一辺倒の内容になってしまうんですよ。
だから、こうしたらこうなったという事例、成功事例、失敗事例を多く提供しよう、ということを想定していました。そういう見地からもブログを読み直していただけると幸いです。
などなど、やりたいこと、今の技術レベルでも個人でやれることはたくさんあった、というとを皆さんに伝えたかったわけです。<DIYですよ>
このブログは、いつも校正・推敲なしでのその場のノリや思いつきで、ダイレクトに書いて更新しているので、誤字脱字、不明瞭な文章になっていると思いますが、少しはボクが言わんとしていることが伝わったでしょうか?
では、時間あったらもう少し詳しく書く(かも)。(たぶん書かないけど・笑)
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