朝日新聞のサイト asahi.comでの6月20日のキャンプ関連記事「NGO、サミット近くで大キャンプ 行政も用地使用許可」を紹介します。
● NGO、サミット近くで大キャンプ 行政も用地使用許可 asahi.com 2008年6月20日10時43分 (…WEBの記録)
(以下はasahi.comの記事より転載)
- ● NGO、サミット近くで大キャンプ 行政も用地使用許可 asahi.com 2008年6月20日10時43分
北海道洞爺湖サミット期間中の7月7~9日、国内外の非政府組織(NGO)が日本のサミットで初めて行う大規模キャンプのため、北海道と地元自治体が協議し、公営施設の利用を許可した。北海道幹部は「拠点を提供した方が不測の事態に対応しやすい」と判断したという。
キャンプ参加者数はいまのところ不明だが、全体で数千人規模となる見通しだ。行政がNGOのキャンプに対し「お墨付き」を与える形を取るのは日本では初めて。
行政側が使用を許可したキャンプ地は、サミット会場となるザ・ウィンザーホテル洞爺から西に約16キロ離れた豊浦町森林公園(収容可能人員約1千人)、東に約18キロの壮瞥町営宿泊施設オロフレほっとピアザ(同約100人)。
大国中心のサミットに批判的なNGOで組織する「G8サミットを問う連絡会」(東京)から公営施設の利用申請を受けた豊浦、壮瞥両町が、北海道などと対応を協議し、使用を許可した。料金を徴収し、道職員がNGOとの調整役を務めるという。
道幹部は「NGOの活動場所はサミット会場に近くないと意味がない。警備当局とも相談して判断した」。集会やコンサートを計画している連絡会側も「宿泊場所が必要だし、混乱を避けられる」としている。
このほか、「反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会」(札幌)はサミット会場の南東20キロにある伊達市内の約1万平方メートルの私有牧草地にキャンプを張る。千人以上が集まる見通しで、デモ行進も予定。「非暴力団体の集まりで、もちろん住民には迷惑をかけない」としている。
海外では、反サミットのNGO向けに行政がキャンプ地を提供するケースは珍しくない。昨年の独ハイリゲンダム・サミットでは、地元の州や市がサミット会場から10キロ以内の草地など数カ所をあっせんしたり、許可したりした。
外務省や道警は今月、住民と意見交換。NGOのキャンプについて、住民からは「大丈夫なのか」「警察はどう対応するのか」と不安や疑問の声が出たが、道警の担当者は「法に触れることがあれば毅然(きぜん)と対応する」と説明した。(杉崎慎弥、若松聡)
(なお、文章の太字処理は佐伯悠です。)
0 件のコメント:
コメントを投稿